#戸建て築20年/#リノベエピソード/#嫁VS姑
2022/01/23(日)
投稿者 / Rising しい
『居場所のない家』嫁VS姑ー間口3間の決戦
お嫁にきてから『苦節20年』『何とか出来ないか!』
そんなお悩みを解決された、あるご相談者様の
数年に及ぶ計画で、リノベーションをされたエピソードをご紹介いたします。
このブログをお読み頂きたい方
- 『築20年以上戸建て』にお住まいのかた。
- 『リフォームを反対されている!』かた。
- 『嫁VS姑!』のかた。
- 『住まいの間口が狭い』かた。
- 住まいの日当たりを改善したいかた
ご相談者 頑 頑子 様 【 40 代 】
- 家族構成:(4人) ご夫婦 + お子様 + お母様
- 住まい:在来木造2階建て 132㎡ (40坪)
- 築年数:20年
- 外観 : 屋根 長尺亜鉛鉄板葺き, 外壁 モルタル塗り・塗装
- お悩み: リフォームしたいが、ずっと義母が反対!絶対したい。あきらめない!!
- リフォーム歴:お義母様の足が悪くなり、手すりをつけた。
頑さんの『お悩み』とは・・・?
- 居間が無く、家族が集まる場所がない。
- 私の居場所が無い~!
- 義母と一緒の調理はいや!もう限界だ~。
- 私の部屋は2階北側の部屋で暗く、収納も婚礼家具だけ。
- 和風嫌いっ!隙間風が激しい。寒い。
☆☆ 元々の間取り ☆☆

『ご要望は・・・?』
いつも目の前の隣の家を見ながら(見えてしまう)
1人ぼっちで、台所に立ち、
ずうっと我慢してやってきた家事仕事!!
夢は、
開放的な感じで、
明るい場所で、
子供と一緒に、
料理が出来る対面式キッチンが、
絶対欲しい!!!
調理しながら、家族と話しもしたいし、
そこにみんながいつも居られるような、
広いリビングが欲しい!!!
私の部屋も絶対直したい!
洋風にして、
収納も作って、
収納以外には、
物を置かないようにしたい!
とにかく、和室のままは、
絶対、嫌っ!!!

『今までのご苦労、
ご要望は凄くわかりました。』
現状の図面等作成のため、
『お住まいの調査に訪問してもよろしいでしょうか?』

さん
『今度の土曜日なら、
私休みなので、
いいですよ』

『こんにちは。
お住まいの相談で
お伺いしました!』

さま
『一体、おまえは誰だ!!!』
『家のことで来ただと!?
どこも悪いとこなど無いわ!』
『帰ってくれ~!!!』

『すみませんが・・・・・・
やっぱり・・・
この話、無かったことにしてください・・』

内心(ええっ~)
絶句・・・
『わかりました。
必要なときにお声掛け
ください。』
半年後・・・・

さん
『また・・・
来てもらっても
いいですか?』

『わかりました。』
『それでは、13日の金曜日にお伺いします!』
内心(今度は大丈夫かな・・・???)

さま
『何だ、おまえ!!』
『また来たのか!!!』
『帰ってくれ!』

さん
お義母さんに、
『業者さんが来るって
言ったのに・・・!』
数ヶ月後・・・・・

内心(今度こそ!)
『また来てもらえますか?』
『今日、義母は、
病院へ終日検査を受けに・・不在なので・・・』
繰り返すこと数回・・・
お声掛け頂いてから、2年半、経過後
頑さん宅へ ようやくお邪魔する事が出来ました。
『お住まいの診断』
- 大震災の影響?2階の真壁 柱とラスボードのずれや欠け。外が見える。
- 浴室や和室押し入れの床下の土台や目視した柱の異常な腐食と蟻害。
- 築20年。あちこち微妙な段差。手摺りだけではお義母様に負担なはず。
- お義母様がこだわった檜の柱や和室の造作は健在。
その後、
家族会議が 半年ほど 続き・・・・
頑さんからお電話が・・・
『リフォーム やります!!』

『本当に
大丈夫なのでしょうか???』

『実は・・
『義母は、自宅療養できない症状で、
施設に入所することに・・・・』
そうして、
お義母さま不在で、リフォームは進んだのでありました。
ついに! リノベーション(どう変わったのでしょうか?)
- 雨漏りで腐食が激しかった箇所をフルリノベーション。施工中も他に傷みが無いかを見逃さないよう注意を払い、柱の交換や劣化していた範囲の修繕を実施。
- 2階は和風を排除し、お好みの仕様に。
- 新築時にこだわった部分を残しながら、暗さの改善(天窓と吹抜け)、アイランドキッチン、押し入れを収納に替え、みんなが集まれるLDKに。
- 腐食が進んだスチールベランダからルーフバルコニーに改善。

★☆ リノベーションを終えて ☆★
嫁にきてから苦節20年。いろんな事があったが気分が晴れた~!!
お義母様は病気でしばらく戻って来られません。
でも戻っても、大事なとこはある程度残しました。
きっと許してくれるはず・・・。
実際5年ほど、いろんなところを見学したり、情報収集したりして
小さいリフォームではなく
いつかはきっと リノベーションを。
ずっと考えて頑張ってきました。
自分と家族のために・・・。
そう語る お嫁様、頑子さんの表情は、
悔しさを滲ませた前半とはうって変わり
やりきった、実に晴れやかな表情でありました。
《ご満足を頂くリフォームを完結するため》には
基本は、家族全員の賛成が必須です。
(今回はレアケースですが。とは言っても結構このケースは多いです)
ご覧いただき有り難うございました。
ご家族間の説得、こだわりを残す手法は何通りも存在いたします。
お悩みご相談や設計診断、リフォーム中だけど大丈夫?
お気軽にお声がけをいただければ幸いです。
『築20年 嫁VS姑-リノベーション奮闘記』 頑さん40代

2022/01/23(日)