#戸建て平屋/#リノベ後悔エピソード
2022/01/21(金)
投稿者 / Rising しい
冬といえば『非常に寒い』『何とか出来ないか!』
そんなお悩みを解決された、あるご相談者様の
冬と台風時に、思い出されるリノベーションのエピソードをご紹介いたします。
このブログをお読み頂きたい方
- 『郊外の築30年以上の平屋建て』にお住まいのかた。
- 家の半分はリフォーム済だけど、『もう半分もリフォームしたい!』かた。
- 『寒さを改善したい!』かた
- 『住まいの間取りや性能を改善したい』かた
和気 あい子 様 築40年 木造平屋建て 65坪
- 家族構成:(7人) ご夫婦60代 + 娘夫婦30代 + 孫3人
- 住まい:在来木造平屋建て 214㎡ (65坪)
- 築年数:40 年
- お悩み: 傷みが激しい水廻りと自分たちの部屋をリフォームがしたい。
- リフォーム歴:娘夫婦+孫3人の部屋は昨年リフォーム済。また2011年の震災で屋根瓦が相当落ちてしまい、修繕をした。
☆☆元々の間取り☆☆

★★ご相談時の間取り★★

『お悩み』と『ご要望』の確認
- 浴室・洗面・トイレは古くなり、使うに耐えがたい。
- 息子夫婦と孫たちのリフォームをみて,自分達の部屋もリフォームしたい。
- 流し台が古く交換したい。食事時,テーブルでは全員座れず何とかしたい。
- 奥様 「主人とは寝室を別々にし、自分の部屋が欲しい」
- ご主人様「特になし。綺麗になりみんなが喜んでくれれば」
- お嬢様「トイレは男女別々にしたい」。今は小便器x1と男女共用x1。
- 娘婿様「お母さんと奥様に全ておまかせです・・・」
『お住まいの診断』
- 屋根や小屋裏は修繕後問題なし。後日床下調査後、屋根棟瓦より雨漏れしていることが発覚。
- 床下に雨漏れ跡があり、シロアリが広範囲に生息、食害進行中であった。
- リフォーム済の部分も含め、『床下・壁・天井』に断熱材は無かった。
- 屋根が重く、大震災時の歪みが外壁や床下の一部に発生していた。(基礎クラック、木材接合部の破断など)
- 浴室廻りの土台は、腐食とシロアリ食害で原形が無くなっていた。等
『耐震診断』(このブログでは簡易診断を掲載)
耐震診断は、評点で目安を表します。
下記事例では東西南北の4ラインが各1.0必要に対し、
X-Line(東西方向)南:0.6 北:0.77
Y-Line(南北方向)東:0.68 西:0.34
総合:0.38 ➡ 倒壊する危険が非常に高い。(1.0 以上が本来必要)
実際の精密耐震診断では数字はもっと低い結果が・・・。

リノベーション設計(どこをどの様に変えたのか?)

リノベーション アフター

★☆リノベーション完成後、1年住まわれてみて☆★
台風が接近し大荒れの際、
左の緑囲み【既リフォーム完成】部の娘夫婦達:『大雨降ってる~!』大騒ぎに。
右側の青囲みの『リノベーション』完成後の私たち夫婦:『雨なんか降ってないよ~』。
家族一同:『何でこんなに差が出来たんだろうねー?』
ご夫婦様:『玄関のドアやサッシを交換したからかな?』
なぜ風や雨の音が聞こえなくなったの?

その通りです。サッシ交換と一緒に床や天井の断熱化を行い、
改善した目安 約80%の範囲を改善【窓50%・床10%・壁10%・天井4%・換気5%】
リノベーションの際は、サッシの交換をお勧めいたします。
開口部からの 真冬時の熱放出は約50% です。
断熱性能が上がると、遮音性も同様に効果を発揮します。
和気 あい子さま リノベーション価格
価格目安は、
リフォーム済である【緑囲み部】 900万~1,100万円(予測です)
今回リノベーション【青 囲み部】 1,500万 ~1,800万円 でした。
間取りを変える事に重点が置かれ、外装やサッシはそのまま。
しかし工事範囲全体の室内解体費、
新たな間取りへの材料費、
工事費(手間)等が
コストアップの要因であった【西 側】
今回の【東 側】リノベーションでは、
床は全て骨組みから交換。
壁や天井は極力従来を再利用。
サッシは、全交換。
設備機器は中級グレードに交換。
住み慣れた良き部分を活かして、お困りの点を集中的に改善した結果です。
どのようなリノベーションを目指し、また実現ができるか?は、
『家族内のご意見の一致』
『設計力』
『施工力』
『工事中の管理』等で異なります。
不明点はご質問またはご相談を頂ければと思います。
ご覧いただき有り難うございました。

我慢して
両親と一緒に
リノベーション
しておけば・・・・・
『母 and 娘 リノベーション奮闘記』 和気さん60代
