住みながらのリフォームって、『我慢出来る』・『出来ない』・『辛い』などいろいろ
言われていますが実際、どうなのでしょうか?
いまリフォームを検討、商談中の石橋さんは自分たちの工事が始まった際、
住みながらのリフォームが出来るのか?凄く心配です。
リフォーム業者さんのある1社から『リノベーションでも住みながらは出来ますよ』
『引っ越し費用も掛からないですし』と、どうやら住みながらのリフォームを
おすすめされているようです。なんでも自分で検証しないと気が済まない石橋さんは、
ある座談会に参加し、リフォームを終えた5人の『体験談』を聞く機会を得ました。
リフォーム体験談参加者

『今日はどうしても住みながらのリフォームの話を伺いたくて』『是非参考にさせて頂きます』

『うちは住みながらのリフォムだったよ。農家だから家から離れられないからね』

さん
『うちも住みながらの工事でした。全部の部屋をやったわけじゃないので』

『私は近くに短期賃貸物件があって引っ越しました』『お姑さんが施設に入所した翌日に!』

『私んちは、ぽつっと山の中で引っ越しなんて考えられないわね』

『私は・・・・』
『リフォームした住まいに元々住んでないので』
参加者のリフォーム工事概要

木造平屋で65坪です。築は40年。
和気さん 住みながらの工事 7人家族 (工期 4ヶ月)
工事面積:48坪【65坪ー17坪リフォーム済】
工事内容:水廻り、サッシ交換、外装外壁70%、内装、
構造部分補強、(1LDK、4部屋、玄関、廊下)

うちは築20年、木造二階建てで40坪かな。
頑さん 転居、仮住まい空き家で工事 4人家族(工期 4ヶ月)
工事面積:40坪すべて
工事内容:構造補強、外装屋根40%・外壁100%、
内装全て(LDK、寝室x4)、水廻り
館さん 住みながらの工事 4人家族 (工期2.5ヶ月)
工事面積:49.5坪中28坪。(一階:19坪、二階:9坪)
工事内容:LDK、水廻り、和室、子供室x2、玄関、
外装30%(屋根補修、外壁)、構造部分補強

私のいえは築24年、約50坪。木造二階建てです。

うちはね築は100年で58坪かな。平屋の古民家。
努力さん 住みながらのリフォーム ご夫婦で居住(工期8ヶ月)
工事面積:58坪
工事内容:構造補強、水廻り、LDK、客間、和室x2、玄関
広縁、寝室、土間、書斎、パントリー、納戸勝手口
喜元さん 空き家でリフォーム(工期3.5ヶ月)
工事面積:32坪
工事内容:全て(構造補強、外装屋根、外壁、内装)店舗、
LDK、個室x4、浴室、洗面、トイレx3

私の住まいは築40年2階建てで、もともと店舗でした。(店舗併用住宅)
体験者それぞれの【リフォーム工事中】・・・
1-住みながらのリフォーム【4ヶ月】家族7人平屋48坪(延床面積の75%)
- 応接室/納戸/玄関廊下から工事がスタート。
- エリア-1を工事中に、片付けが遅れているエリア-2の荷物を全て空にしなくては!(焦ってしまう)
- キッチンが使えなくなり、物置で調理&食事。お風呂は近くの温泉へ。しかし1週間ちょっとでお風呂にいくのが面倒に。
- 急遽、近隣の貸別荘を借り避難生活。『住みながらより、短期なら快適かな』
- 埃や騒音!毎日が我慢との戦いだった!!

2-仮住まい生活。空き家にしてリフォーム工事【4ヶ月】4人家族木造2階建て40坪

- 住まいの不要品処分と片付けに数ヶ月明け暮れ、疲労は頂点に。(でも始まればいつかは終わると頑張る)
- 仮住まいで使わない荷物を近所の引越し業者に預かりを依頼。その後仮住まいへ引越し。
- 工事開始後は、外から毎日進捗を眺める。定期的にリフォームやさんと確認。
- 仮住まい生活は、狭くて古い一戸建てだったけど、なれれば不便ではなくストレスは無かった。
3-住みながらのリフォーム【8ヶ月】2人家族 平屋古民家 58坪全体工事
- 農家を営んでおり、この場所からは絶対離れられず、住みながらのリフォームが出来る業者に依頼した。
- 農業が忙しく片付けが遅れてしまい、工事に支障が出てしまった。(工期遅延)
- 最初の1ヶ月はキャンプ生活のようで、進み具合を見るのが楽しみだった!!
- しかし3ヶ月を過ぎ終わりが見えないことから、ちょっと投げ遣りになってしまい、次の工事場所の片付けも遅れがちに。
- 完成したときは長かった分、感激した!!

4-住みながらのリフォーム【2.5ヶ月】4人家族 木造2階 28坪を工事

- 使っていない部屋と雨漏り部分を最初にスタートした(工事エリア-1)
- キッチン工事中は、生活ゾーンに移動した冷蔵庫や電子レンジを使用しレトルト食品で凌いだ。洗い物は外の洗い場で。途中、紙皿・紙コップに変更。
- 浴室/洗面がスタートし、近くの日帰り温泉へ。
- 不便、ストレスでギブアップ! 叔母の家へ2週間住まわせてもらった!
(喜元さんは元々住んでない店舗併用住宅のリフォームなので発表を辞退)

皆さんのお話しすごく参考になりました!!
でも自分の工事は結局どちらがいいかますます悩んでしまって・・・・
皆さんからいろいろな意見が出ました。
住みながらのリフォームだった人は3名。仮住まいしてのリフォームは1名、別な場所の住まいをリフォームは1名でした。個々ご事情がおありだと思いますがまとめてみたいと思います。
住みながらのリフォーム感想
・何故、住みながらのリフォームを選択したのか?
⇒(仕事の都合・立地・ペットがいる・業者さんにすすめられた・部分リフォームだから)
・着工前に不要品処分や片付けにかかった期間 ⇒ (2ヶ月x1人、3ヶ月x1人、半年以上x3人)
・リフォーム工事着工前に、引越し業者等に荷物の預かりサービスを依頼して良かった。
・工事着工後、次の工事場所の片付けに苦戦した。(全員)
・着工1ヶ月を経過した以降、我慢出来なくなった!(我慢の限界は1ヶ月?)
・途中、工事する場所が無くなってしまい急遽寝ていた部屋を工事する事に!今日どこで寝るの!?
・台所や浴室など水廻りが使えなくなってしまうと、解っていてもかなり不便&ストレスに。
・最初に水廻り(浴室、洗面、トイレ)を工事してもらい、早く使える様になればよかった。
・残業で帰宅が遅れお風呂に入れない日があった。(浴室工事中、日帰り♨に行って本日の営業終了)
・女性2名は工事中、別な場所での避難生活を送った。全員が『我慢できなかった』。
・キッチン工事中は、あらかじめ火を使わない食材を準備した。
・3ヶ月を過ぎても、完成まで終わりが見えないと絶望的に。(ストレスの主要因?)
・あまり片付けずに荷物のほとんどを引越し業者に預け、完成後返却してもらったら荷物が入りきらなかった。荷物の整理に時間を掛け、最初に捨てておけばよかったと後悔している。
仮住まいしてのリフォーム感想
・住まいの荷物を着工前までに100%全てかたづけなくてはならない。
・コスト(荷物預かり、引越しx2、賃貸物件家賃など)が掛かる。
・リフォーム業者さんから【仮住まいしてのリフォーム】の方が工期が短くおすすめされた。
・近隣に(敷金や礼金等)費用0で、建替えやリフォームする人向けの短期賃貸物件があり利用出来た。
・賃貸住宅のグレード等で【古い・狭い】などの我慢が必要だった。数ヶ月と思えば我慢できるが。
・工事中の埃や騒音、水廻りが使えない等の不快感、不便さ、ストレスは無かった点が良かった。
結論『住みながら vs仮住まい』どちらがおすすめか?
・1ヶ月以内に完了するなら、住みながらのリフォーム工事は我慢出来る!
・2階建てで全体をリノベーションする場合は、仮住まいしてのリフォームの一択。(工事中、危険)
・2階建てで部分リフォームの場合、生活で移動範囲と工事範囲が重なる場合は危険!仮住まいを
・平屋で東西に分けてリフォームが可能であれば、住みながらのリフォームが出来る。(我慢が必要)
・埃,騒音,職人さんの出入り,不便等ストレスを感じやすいかたは,仮住まいしてのリフォームがおすすめ
・どうしても事情で住みながらのリフォームの場合、真冬に外で皿洗い等避けるよう綿密な事前計画を
・工期を短縮したい場合、荷物を全て預け、仮住まいでのリフォームが最良である。
【住みながらの場合】[工事ゾーン1の大型の荷物移動と養生。その後着手]⇒[ゾーン2(1と同様)]⇒[ゾーン3(同様)]と工事以外の作業手間や各ゾーン毎の養生部材、経費が、施工面積が大きい程掛かるはず。
【仮住まいしてのリフォーム】工事費、諸経費は空き家にしてのリフォームの方が安いはずで有り、その分を仮住まい費用に掛けた方が得策である。工事単価や経費額など確認が必須事項。
・結論は個別事案のため、依頼者とリフォーム業者さんが【設計に対する施工計画】を立て両者協議の上、判断する事が重要。

リフォームのプランもまだまとまってないですが、ストレスを感じやすいので、
仮住まいしてのリフォームを考えます! 荷物整理の時間も確保しなくては!!
近所に短期の賃貸物件があるかも早速探してみます。
